今回は、ブログ初心者の方に向けて
- 記事のテーマの決め方がわからない
- 読者が読みたい記事ってどんな内容なの?
- ブログにアクセスを集める方法を知りたい
サイトのテーマが決まっているからといって、何の基準もなく闇雲に書きたいことを書いていくと、100記事書き終わった結果ほとんどアクセスがない…ということもあり得ます。
この記事を読むと、基本的なブログ記事の作成方法とブログにアクセスを集めるためのテクニックがわかります。
ブログ記事を量産する前に、アクセスアップに少しでも役立てられると思いますので参考にしてみてください。
目次
事前に理解しておきたいポイント
まずは基本的に理解しておいた方がいいと思うポイントがいくつかるのでまとめておきます。
書きたいことを書かない
というと語弊があるのですが、思いつきでたくさん記事を書いてもアクセスは集まりにくいということです。
例えば、
- 化粧品の使用感
- コンタクトレンズの使い心地
- 記念日に行ったレストランの感想
- 新しく買ったスマホの使い方
- 掃除機を買い替えたときに悩んだポイント
しかしながら、ある程度多くの読者に届くか届かないか、売れるか売れないかは、実際に公開してみないとわかりません。
著者が「伝えたい情報」でも、多くの読者にとって「知りたい情報」でない場合は多くのアクセス数が集められませんので、読者のニーズがあるかどうかを事前にリサーチしておきます。
構成づくりが最も重要
構成は記事の骨格になるので、充分に時間をかけて決めていきます。
構成を作る手順は、
- キーワードを決める
- 目次を決める
キーワードを決める作業は、読者がどういうキーワードで検索をして記事を読みに来るかという入り口の想定です。
せっかく書いた自分のブログ記事が他の記事に埋もれてしまわないように、事前にキーワードを調査して選び、読者が知りたいであろう情報を盛り込んでおくという戦略を立てていきます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、数をこなして慣れてくるとパターンが見えてきますので意外と簡単です。
この記事でキーワードの決め方と目次の作り方を具体的に解説しています。
それでは順番に見ていきましょう。
キーワードを決める
読者がどんな情報を求めているのか、検索キーワードから読者のニーズを探していきます。
例えば、こんな検索があります。
このように読者のニーズは、インターネットでどういう検索が行われているかを知ることで読み取ることができます。
ここでは深堀りしませんが、さらにキーワードを選ぶことで、
- 年齢層
- 性別
- 居住地域
- 年収
- 家族構成
- 趣味
- その商品についての知識があるかどうか
以下で、読者のニーズを知る方法についていくつか紹介します。
関連キーワードツールから探す
いくつかツールがあるのですが、関連キーワード取得ツール(仮名・β版)が使いやすいと思います。
自分が書きたい記事の内容をキーワードとして入力すると、実際にGoogleで検索されている関連キーワードがリストされます。
上記画像のように「クリスマスツリー」と検索すると、
赤枠の箇所に関連キーワードが表示されます。
- 「クリスマスツリー おしゃれ」
- 「クリスマスツリー オーナメント」
- 「クリスマスツリー 飾り」
- 「クリスマスツリー タペストリー」
- 「クリスマスツリー 手作り」
それらの答えを解説することで、読者のニーズに合致した記事を作成することができます。
Yahoo!知恵袋で悩みを探す
Yahoo!知恵袋とは、悩みや相談、質問を投稿すると誰かが答えてくれるという掲示板サービスです。
たくさんの悩みがまとめられているので、読者のニーズを探すにはもってこいですね。
Yahoo!知恵袋のウェブサイトで検索してもいいのですが、前述の関連キーワードツールからも見ることができます。
クリスマスツリーに関して投稿された質問を見てみると、
- クリスマスツリーの土台が壊れたらどうしてますか?
- ネコを4匹飼ってるけどクリスマスツリーは壊れない?
- クリスマスツリーの電飾は電気代はどのくらいかかる?
こういった疑問を解決できる方法を提示できれば、読者のニーズは満たせますよね。
季節ごとの定番キーワードをチェック
当然ですが、読者は毎年繰り返される行事やイベントについて、毎年検索します。
例えば、
- 1月)新年会
- 2月)バレンタインデー
- 3月)ひな祭り、送迎会
- 4月)お花見、歓迎会
- 5月)ゴールデンウイーク
地方で行われる小さなお祭りやイベントなども、かなりニッチですが毎年その地域の方は検索して情報を調べています。
こういったニーズに応えて、季節ごとの定番キーワードを追っかけて記事を書いていくのも1つの手法です。
特にブログがまだ成長していないうちは、地元の小さなイベントなど競合が少ない行事に狙いを定めて、コツコツとアクセスを集めていくとよいと思います。
イベント開催の2ヶ月ほど前に公開できるようなタイミングで書いていくと、ちょうど検索順位も安定し、読者に見られやすいサイクルを作ることができます。
NEILPATELでキーワード調査
慣れてくれば、NEILPATELを使ってキーワード調査をしてみましょう。
余裕があればこちらの記事にまとめているので読んでみてください。
キーワードを決めるときの注意点
最初は3語以上のキーワードを狙う練習をしよう
ブログのアクセスが少ないうちは、2語ではなく3語〜4語の複合キーワードを狙いましょう。
- ○○ おすすめ
- 横浜 ○○
- ○○ クチコミ
目安としてブログのアクセス数が10,000PV/月以上になってきたら、サイトが評価されて上位に上がりやすくなる状態になりますので、2語のキーワードを狙っていきます。
検索ボリュームから需要の規模を知ろう
Googleの検索結果には「約○件」と、概算のページ数が表示されます。
検索結果が少ない=上位表示されやすいが需要が少ない
ことになります。
実際にGoogleで検索してみて、最初のうちは目安として500万〜1,000万件くらいを狙うと、ある程度需要もあり上位表示のチャンスもあるのではと思います。
これはいろいろ試行錯誤して自分に合ったボリュームを見つけていってください。
競合サイトをチェック
検索ボリュームがちょうどよいサイズだとしても、現在上位表示されているページが大手の会社や通販サイトばかりだと上位表示が難しいです。
個人サイトが上位表示されているキーワードを狙った方が難易度は下がります。
大切なことだったので少し長くなりましたが、このような流れでキーワードの設計をしていきます。
目次を決める
キーワードを決めたことで、読者がどんなことに悩んでいるのか、どんな情報を探しているのかのイメージはしっかりついていると思います。
その上で、記事の内容には以下を盛り込んでいきます。
- 読者の悩みや疑問の定義
- 解決方法と具体例や根拠
- 自分の主張
1つもしくは関連するもう1つくらいの悩みや疑問に対する答えを解説するような構成を作ります。
イメージとしては例えば、
○○○がおすすめ(解決方法)
→(具体例)
○○○をしてみよう(解決方法)
→(具体例)
○○○が効果的(解決方法)
→(根拠)
○○○は○○○です(主張)
目次を見ればほぼ記事の内容がわかるほどに、明確に決めておきましょう。
タイトルを決める
構成が決まったら、記事全体で言いたいことをぎゅっとつめたタイトル文を作ります。
文字数は40文字以内にして、狙っているキーワードを盛り込み、自然な文章になるように心がけてください。
以上を守れば問題ないですが、その他のテクニックとして
- 狙うキーワードはなるべく文章の最初の方に使う
- 見た目にインパクトを与える表現
- 数字を入れる
- |や【】で区切るなど
以上、ここまでの作業が基本的な設計となります。
キーワード設計、構成、タイトルが、最も重要な工程なので充分に時間をかけて作りましょう。
ここまでの設計がきっちりできていればアクセスは集められますし、執筆も迷うことなくスラスラと進められます。
もしうまくいかないようなら、もう一度設計フェーズに立ち戻って、時間をかけて戦略を練り直しましょう。
本文の執筆をする
本文の執筆は、ここまでの工程で決めた骨格への肉付けです。
1つ1つの目次に対して、掘り下げて詳細を書いていく作業です。
伝えたいことは既に決まっているのであまり悩むことなく、具体例や根拠、自分の体験談などを交えながら書き進めていきましょう。
正直、文章の上手い下手はアクセス数や売上にあまり関係ありません。
ある程度読みやすく理解しやすい文章ということだけ心がけておけば、むしろ文章が下手でも親しみがもてたりするので、文章の細かな表現などは気にせずサクサクと書いていきましょう。
WordPressに投稿する
WordPressの管理画面を使って文章を投稿する作業です。
この記事では、WordPress管理画面の使い方は割愛しますが初心者の方向けにあらためて別記事でまとめますね。
まったくわからないという方は「WordPress 投稿方法」などで検索してみてください。
見出しや本文の装飾
記事の構成が読者にわかりやすいように、目次を見出しとして投稿していきます。
使用するテーマによって操作方法が変わりますが、見出しは、h2(大見出し)、h3(小見出し)の2種類を使い分ける程度でいいと思います。
また本文の装飾については、やり過ぎるとごちゃごちゃして見づらくなってしまうので、太字、赤字、蛍光ペンでなぞったマーカーの3種類くらいでよいと思います。
このくらいであれば操作方法もすぐに慣れるので、初心者の方でも問題ないでしょう。
僕が使っているものも含めておすすめのテーマをこちらの記事で紹介しています。
初心者の方でも使いやすいと思いますのでよろしければ使ってみてください。
記事の公開
プレビュー(校正)をして誤字や脱字がないかどうか、ひと通り文章を見返して言いたいことがわかるかどうかを確認したら、記事を公開しましょう。
公開後に行う作業
記事を公開したら、
- ブラウザとスマホで記事の確認
- SNS投稿
- Search ConsoleでURLを登録
Search Consoleでの登録方法についてはあらためて別記事で解説しますね。
記事のリライトが重要
最初のうちは検索順位がころころと変動します。
記事を公開してから1ヶ月ほどで検索順位が安定してくるので、狙ったキーワードで50位以内に入っていればリライトしていきましょう。
リライトの具体的な方法についても別の記事でまとめたいと思います。
まとめ
ブログを始めて間もないうちは、キーワード設計や構成をうまく作れず思ったようにアクセスが集められないこともあると思います。
最初の3ヶ月〜半年くらいは練習と思って、狙ったキーワードと順位をしっかり意識しながら経験を積み重ねていきましょう。