ブログ記事がある程度たまってきたら、アクセス数の多い記事や少ない記事、広告が多くクリックされる記事、ユーザーの離脱が多い記事など、色々なパターンが見えてきます。
目安として50〜60記事くらいたまったら、新規記事の追加と並行して、既存記事の改善を施していきましょう。
今回の記事では、具体的にアクセス解析から得られる情報の読み方と、その対策方法について解説していきたいと思います。
ちなみにアクセス数の多い記事から対策を進めると、効果が早く現れるのでモチベーションアップにもおすすめです。
ではさっそくみていきましょう。
目次
Google Analyticsで現状を確認
ユーザー数とPV数
Google Analyticsで得られる最も基本的な指標です。
まずはどのくらいのユーザーがサイトに訪れて、何ページほど見られているのかを見てみましょう。
ページ/セッションは、ユーザーがサイトに訪れてから帰っていくまでに何ページ見てくれたかという数値になります。
せっかくサイトに訪れたユーザーが目的の記事だけを読んですぐに帰ってしまわないよう、関連記事を読んでもらえる工夫をしておきましょう。
具体的には、
- 記事内に関連するページのリンクをはる
- 記事下に関連記事の枠を用意してユーザーの興味をひく
サイトの内容にもよるのですが、まずはこの数値が2.0(=1人が2ページ以上見る)を超えることを目指してみましょう。
人気ページ&離脱ページ
アクセスが多いページの理由を分析
こちらから、サイト内でアクセスの多いページを順に把握することができます。
人気ページには、それなりの理由があります。
- 検索キーワードの選定が良かった
- SNSや外部ページからの被リンクが多い
- 記事内容がユーザーのニーズを満たしている
離脱ページの分析
せっかくサイトにユーザーが訪れても、ページを見て直帰されるケースもあります。
Google Analytics では、どのページからユーザーが他のサイトに離脱しているかを確認することができます。
当然 0 にすることは不可能ですが、考えられる要因を潰していき離脱率を減らす工夫をしていきましょう。
具体的な施策としては、
- わかりにくい内容や無駄があればリライトする
- 検索キーワードに見合った内容にリライトする
- サイト内の関連ページへ誘導する
Google Search Consoleで確認
Google Search Console では、ユーザーがどういうキーワードで検索してきたかという情報と、その表示順位やクリック率などのデータが蓄積されています。
サイトの改善をするには、これらのデータをうまく読み取って、現状の問題点の洗い出しや改善に役立てていきましょう。
まずは左メニューの「検索パフォーマンス」を選択し、ページ上部の項目で「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」をクリックしすべての情報を表示します。
具体的な事例と改善策について以下にまとめていますので参考にしてみてください。
掲載順位は高いがCTR(クリック率)が低い
検索結果に表示された中で、ユーザーがタイトルやディスクリプションに興味を引かれなかったということになります。
この記事については、ひと目で興味を引くタイトル、思わずクリックしたくなるタイトルに見直すことで改善できます。
CTR(クリック率)は高いが掲載順位が低い
前述の記事とは逆に、タイトルやディスクリプションでの興味喚起はできているので、上位表示されている他サイトの記事を参考に、ニーズが多そうな内容を盛り込んでみましょう。
またユーザーにとって不要そうな情報は思い切って省いてみるのも1つの施策です。
検索順位チェックツールで確認
こちらは一旦、初心者の方はスルーしても結構です。
記事が100記事以上になったら徐々に必要性が出てくると思いますので、今のところは頭の片隅に入れておいてください。
検索順位チェックツールでできること
このツールでは、
- 狙ったキーワードで順位が上がっているか
- 競合サイトが上位表示できているキーワード
- 日々の検索順位の変動
検索順位が変動したらすぐにリライトするなどの対応ができるので、初心者を抜け出して中級になると必須のツールです。
初心者のうちは、まずは1つ1つの検索順位を気にせず記事作成を積み上げていくことの方が大切ですので、必要になったら環境を準備しましょう。
おすすめのツール
Rank Trackerというツールが使い勝手が良く、Mac版もWindows版もあるのでおすすめです。
プロフェッショナル版で月額1,000円程度しますが、充分にリターンが得られる機能を満たしているのでここは投資しましょう。
より詳細な機能や使い方は別記事にてご紹介します。
記事のリライト
紹介したGoogle Analytics や Google Search Console、Rank Trackerなどで状況を把握した後、記事をリライトして実際に対策を施していきます。
改善点によって具体的な対策はまちまちですが、
- タイトルの見直し
- 本文中に含むキーワードの割合を調整
- コンテンツの追加&削除
- 別の切り口からキーワードを狙う
対策した後はしばらく様子をみよう
Googleがクロールしてきて、検索順位に反映されるまではしばらく時間がかかります。
記事をリライトした後、最低でも2週間以上くらいは様子をみて結果が変わらないからといって焦らず、別の記事投稿などを進めましょう。
Googleカレンダーなどで更新ページを一元管理しておくと便利です。
収益を上げるには地道な作業が必要
以上、ブログで収益をあげるための基本的な改善方法を紹介しました。
特別なノウハウやスキルなどを使わずとも、ここで挙げた対策を丁寧に行うだけで確実に効果はあります。
最初は我慢が必要ですが、改善を繰り返せば徐々に成果が見えて楽しくなりますので、地道に作業を進めていきましょう!