ブログ記事を書く準備|ターゲットとペルソナの設定方法【初心者〜中級者】

この記事では、ブログ記事を書き始めてまだ間もない初心者から中級者の方に向けた、ブログの読者層のターゲットの絞り方、ペルソナの設定方法について解説していきたいと思います。

あげもん
僕も最初のころは読者の設定が曖昧で、「誰でも書けるどこにでもありそうな記事」 をずいぶん量産しました笑。
これまでの成果を見返すと、読者層の設定が明確にできていた記事は、圧倒的に読者の反応が良いです。驚くほど効果があるので、まだやっていない方は一度やってみることをおすすめします。

僕のこれまでの経験から、ノウハウや考え方をまとめてみましたので参考になれば幸いです。

ターゲット・ペルソナとは?

ブログアフィリエイトの場合、

ターゲット
記事を読んでほしい「読者層のマーケット(市場)」
ペルソナ
ターゲット層のなかでも「より具体的な個人像」
のことで、これらを予め決めておくことが非常に大切です。

読者層が実際にイメージできていると、こう書いたらあの人はどう思うかな?こんな質問してくるだろうな、あの人ならきっと喜ぶぞ!などなど、読者の目線で気持ちが想像できるようになりますので、この結果が記事の品質に現れます。

商品やサービスにはペルソナが活用されている

巷に出回っている世の中の商品やサービスは、予めターゲットを絞って特定の利用ユーザーに向けて提供されていることがほとんどです。

例えば化粧品の開発の場合、女性でも各年代が好むカラーやサイズ感、形から、機能面も、シミ・シワ、美白に有効なのか、単に使いやすいのか、20代が買える価格なのか、50代が買うのかなどなど、想定される利用者層はさまざまです。

またその広告も、女性の心を揺さぶるコピーを使って、その年代が好む女性誌に掲載し、女性に人気のテレビ番組でCMを流します。当然そのCMには、ターゲット層に人気のある女優さんが起用されていますよね。

このようにターゲットを絞ることで、読者(ユーザー)のニーズを捉えてより多くの成果を出す工夫がなされています。

ブログでもペルソナ設定が重要

これはブログにも同じことが言えて、誰かの役に立つ記事を書きたい場合には、それが「誰」なのかをなるべく明確に仮定することが重要です。

読者の年齢、性別だけを想像して「30代の女性におすすめの転職サイト」を紹介してもなかなか成果をあげるのは難しいと思います。できればもっと詳しく個人情報を仮定しましょう。

ペルソナを細かく限定してしまうと、ターゲットが少数に制限されてしまって、多くの読者に届かないのでは?と疑問に思う方もいると思います。

その通り、ターゲットを絞ると読者層の絶対数は減りますが、実はそれが大変有効で、数少ない読者でも「自分に向けて書かれた記事だ」と思える内容になり、共感が得られてサイトの信頼性も増していきます。

また記事を書く際にも、読者が結婚しているのか、子供はいるのか、どんな高校・大学出身で、どんな職業に就いているのか、年収はいくらか、休日は何をして過ごすのか、など事細かに仮定しておくと、読者目線で考えられるようになり、書き悩むことが減ってスラスラと書き進められます。

ターゲット、ペルソナの設定方法

僕が行っているペルソナの設定方法を順を追って紹介します。

1. ターゲット層を大まかにグループ分けする

想定される読者のターゲット層を、まずはざっくりと分類します。僕の場合、30代〜50代に向けた若干年齢層高めの層に商品を紹介することが多いので、年代・性別に加えて、職業・年収を200万単位くらいでわけてみることが多いです。

例)

  • 30代 男性 会社員 年収400万
  • 50代 男性 自営業 年収800万

2. 想定する読者層の調査を行う

通常企業だとアンケートや意識調査などのデータを収集して行いますが、ここでさらに細分化するため、

  • 周りの人にインタビュー
  • ネットでの情報収集
を行います。

周りの人にインタビュー

可能なら、まずは周りにいる方に直接インタビューをすることをおすすめします。

  • 友達
  • 家族
  • 同僚や上司
など、自分がこう言ったらどのように答えるか、までがある程度想像できるくらいに、コミュニケーションを深めた相手の方が、調査する時間も圧倒的に少なくて済むし、より限定したペルソナ作成が効率よくできます。

ネットでの情報収集

周りにちょうどよいインタビュー相手がいない場合は、ネットで情報収集を行います。
例えば、

  • SNSで発信された情報
  • 個人ブログ・掲示板
  • ECサイトのクチコミ・レビュー
  • 政府や企業が公表するアンケート調査
などが特に参考になるかと思います。

ざっくりグループ分けした読者層には当然いろんな人がいるので、あくまで参考情報になりますが、その商品やサービスに対して、想定する読者がどのように考えているのか、悩んでいるのか、他にもどんな興味があるのかなどの傾向も見えてきます。

ただし、この調査でそもそものターゲット層にあまりニーズがないと感じられた場合、前述の大まかなグループ分けから見直す必要があります。

3. ペルソナの設定

このように調査した結果をまとめて、ペルソナを作成します。
サイトの目的や記事の内容により変動しますが、このような項目で想定する読者の人物像を仮定します。

ペルソナ設定の項目例
  • 年齢
  • 性別
  • 居住地域
  • 学歴
  • 職業・年収
  • 家族構成・未婚既婚
  • 趣味趣向
  • ネットリテラシー(PCやスマホの利用頻度)
  • 悩み
  • 性格・特徴
大切なのは、記事を書くときに読者の人物像を仮定して、感情移入し、その読者が記事を読んだらどのように感じるか、アクションを起こすかという想像ができるようになることなので、上記以外にも必要なデータがあれば増やして、自分に合ったペルソナ作成をしてみてください。

ペルソナは身近な人が理想

ひと通りのペルソナの作成手順について説明しました。

実際に記事を書いたらすぐに読んでもらえるので、近くにいていつでも話せる人の中から見つけるのが理想です。また記事内容を改善するには、読んでもらった感想も聞きたいので、

  • 気持ちを想像しやすい
  • 目の前で読んでもらえる
  • 正直な意見がもらえる
こんな人が理想ですね。

例えば僕は、初心者向けのブログのはじめ方に関する記事を、嫁さんと嫁さんの母親に伝える想定で書いています。

まとめ

ブログの初期段階では特にこういった、かなり限定した読者に対する記事をこつこつと量産していくことの積み重ねが、後の膨大なユーザー数、PV数につながります。

記事数が増えても一向にアクセス数が伸びなかったり、商品の購入につながらない場合、ターゲットとペルソナの設定が曖昧になっている可能性もありますので、やっていなかった方はもう一度見返してみるとよいでしょう。

新規記事作成や、過去記事のリライトにも有効ですので、これまであまり意識してなかった人は参考に調整してみてください。

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